栃木県は日光市にある日光東照宮。
皆さんよくご存じだと思いますが、行ったことはありますか?
徳川初代将軍家康公を御祭神におまつりした神社です。
日光東照宮、その隣にある二荒山神社、輪王寺三仏堂,大猷院やその先にあるいろは坂、中禅寺湖などは皆さんご存じだと思いますが、実は日光東照宮の近くにはとても面白い、ユニークな穴場スポットがあるんです。
今回は、東照宮近くの穴場をこっそりご紹介していきたいと思います。
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日光東照宮に行ったら寄って欲しい穴場スポット
今回ご紹介する穴場スポットは日光東照宮に行ったついでに寄れるところばかりです。
歩いていくこともできますが、車で行った方がその穴場を楽しむ時間が増えますね。
旅行に行ったときは、渋滞にあったりして皆さん時間が足りなくて宿泊先へのチェックインが遅れてしまったりしますよね。
あえて遠くに行かなくても本当に楽しめるスポットなので是非ご覧ください。
瀧尾神社(運試しの鳥居)
二荒山神社本社の西に1キロ、木漏れ日の中にひっそりと佇む瀧尾神社。
二荒山神社の主祭神、大巳貴命(おおなむちのみこと)の妃神(きしん)・田心姫命(たごりひめのみこと)がまつられています。
ここには子宝に恵まれ安産になる「子種石」、笹に願いを込めると結ばれるといわれる「縁結びの笹」などがあります。
しかし、この神社に行く目的は皆さん「運試しの鳥居」なんです。
少し坂のある道を上りながら進んでいくと、目の前に石の鳥居が現れます。
その鳥居をよく見ると上の真ん中に丸い穴が空いています。
その穴に小石を三回投げるうちに一度でも通れば運が開けるといわれています。
まさにジブリの世界に迷い込んだよな錯覚におちいりますよ。
私も挑戦しましたが、通りませんでした。
是非不思議な世界に足を運んでみてください。
実は海外からわざわざ運試しにやってくる人もいるとか。
瀧尾神社(運試しの鳥居)へのアクセス方法
瀧尾神社は分かりにくい所にあります。
歩いても行けますが、車で行くには国道247号線から見える鈴屋というお食事屋さんの横の道を上っていくと5分位のところにあります。
駐車場(空地?)のようなところに停められます。
山の中なので歩ける格好で行ってくださいね。
季節になると山ヒルなんか出たりするので、ズボンで行った方が安心です。
憾満ヶ淵(かんまんがふち)化け地蔵!
こちらも超穴場スポットです。
読み方はかんまんがふちともがんまんがふちとも呼ばれています。
読みにくいですがちゃんとしたいわれがありまして、憾満ヶ淵を流れる水の音が、不動明王のじゅもんを唱えてるかのように聞こえることから、真言の終わりの語句「カンマン」からとって命名しました。
写真で見てもわかるように、小川が流れる道にお地蔵さんが沢山並んでます。
その数、100体あるといわれますが行きと帰りにその数が変わってしまうことから化け地蔵と呼ばれています。
私も数えましたが確かに数が合いません!
中には朽ちて頭がないお地蔵さまもいらっしゃいます。
また上流の絶壁には、弘法大師が筆を投げつけて彫り付けたという伝説がある「かんまん」の梵字が刻まれており弘法大師の投筆と呼ばれています。
松尾芭蕉も訪れた場所で、わびさびとは風情とはまさしくここの事なんじゃないかと感じさせてくれます。
ここもかなりの穴場ですが、海外の人がちらほらいます。
正直、一人や二人でここを歩くのは少し寂しくなってしまいますので、他の観光客がいた方が心強いです。
雪の降るころに「キャンドルページェント」というイベントがあり3500本ものロウソクが灯り素敵な世界を演出してくれます。
雪の中でロウソクで灯されたお地蔵さんを見て歩くのは他では中々できない体験ですね。
花火も上がりますので是非訪れてみてください。
ただしここは渓谷なので山ヒルが出ます、暖かい時期にでてくるので、注意してください。
一番簡単な対策は、塩を水に溶いて靴やズボンにスプレーしておくと、とても有効な対策ですよ。
憾満ヶ淵(かんまんがふち)化け地蔵へのアクセス方法
こちらは入口のすぐ近くまで車で行けます。
駐車場があり、トイレもありますので安心してください。
日光東照宮からでも歩いて15分もあればたどり着きますが車で行くことをお勧めします。
夜になるととても怖いスポット(出るかも)になるので注意してくださいね。
田母沢御用邸記念公園
こちらはご存じの方も多いと思いますが、国の重要文化財にも指定されている施設です。
簡単に歴史を紹介すると、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築して建設されました。
明治時代に大正天皇のご静養地として使用されていました。
昭和22年に廃止されるまで三代に渡って天皇、皇太子が使っていたんだそうです。
それが長い年月をかけて記念公園になったわけです。
なんと歴史は100年以上!
部屋数は106部屋、1360坪です。
ここの凄い所は江戸→明治→大正と三つの時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存するものの中で最大の大きさを誇ることです。
建物を歩きながら庭園を歩きながら、様々な建築様式や皇室文化を肌で感じることができる場所なんです。
例えば御玉突所(おんたまつきじょ)?
つまりはビリヤードです。
昔のビリヤードでポケットがないのが特徴で、面白い作りで超高級感があります!
謁見所やご学問所、御座所などそれぞれの部屋の前に説明書があるので想像をふくらませて見るのもよいですね。
ただ冬場に行くととても寒いのです、重要文化財保護のため暖房器具が使えないのでしんしんと身が引き締まるほど寒いです。
暖かい恰好は必須ですし、何より足が寒いので分厚いルームスリッパ(床を傷つけない)を用意すれば完璧で、ゆっくり堪能できると思います。
庭園も散策できますし私が春先に行ったときは、庭にリスが出てきてかくれんぼしてました。
娘の七五三で着物を着て写真を撮りながら回ったこともいい思い出です。
4月を過ぎたころに、日光市の指定天然記念物になってる、樹齢400年のシダレ桜が見事に開花するので、それを目的に行っても良いですし、12月中旬~1月末まで普段は非公開エリアになっている、三階御展望室が特別公開されます。
ここからの景色は、庭園が一望できるほか、7千平方メートルにも及ぶ二階の見事な屋根の連なりがすぐ目の前に広がります。
本当に素敵な所ですよ。
大体1時間もあればゆっくりと楽しめます。
コインロッカーや車いすの貸し出しなどもあり、便利です。
開園時間 4月~10月 9:00~17:00まで(受付16:30まで)
11月~3月 9:00~16:30まで(受付15:45まで)
休園日 毎週火曜日 (祝日の場合はその翌日)
入園料 大人:600円 小中学生:300円
田母沢御用邸記念公園までのアクセス方法
お車でしたら国道122号線をまたいだところに駐車場に300円で停めれます。
バス停も駅から目の前に停まりますので便利ですね。
こちらは日光東照宮から徒歩20分前後で行けます。
おすすめは東照宮から国道沿いに歩かず、安川町の石畳がある古い町並みを散策しながら行くと非常に道中も楽しめますよ。
食べてほしい名産品もご紹介
日光の名産品と言えば湯波やカステラですが実は羊羹がかなりおすすめです。
しかも水ようかんがとても美味しいです。
日光東照宮付近に羊羹屋さんが8軒もありまして、それぞれお店の味が違うのでその店その店にファンがいるんです。
私のお勧めは吉田屋の水ようかんです。
日光では水ようかんは夏も食べますが冬にこたつに入って食べるのが美味しく食べるコツです。
是非試してみてください。
まとめ
東照宮から歩いて行ける意外と知られていない穴場はいかがでしたでしょうか?
皆さんのご存じのところはありましたか?
まだまだ日光は見どころがけっこうありますが、今回は日光東照宮から歩いて行ける穴場に絞ってみました。
カップルや友達と行ってもいいし、家族で行くのもおすすめです。
行けばきっと日光の奥深さやあじわいを堪能できることでしょう。
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