皆さん今回のNHK朝ドラのブギウギはいかがですか?
戦後を明るく照らしたスター歌手の物語です。
評判は賛否両論で色々あるようですが今の時代を生き抜こうとする姿は力をもらっている人も多い様です。
今回はブギウギ主役の福来スズ子〈キャストは趣里〉の弟子としてキャストされた小林小夜のモデルはいったい誰なのか調査したいと思います。
因みに福来スズ子のモデルは誰かと言えば笠置シヅ子(かさぎしづこ)さんなのです。
そして小林小夜の人物像とエピソードも調べていってみようと思います。
いったい小林小夜という人物像はブギウギの中でどのように描かれているのか?
どの様なエピソードが隠されているのか?
この作品の中には多くの登場人物がありますが、小林小夜さんを追って行ってみましょう。
Contents
ブギウギキャスト小林小夜のモデルは?
- 主人公:福来スズ子 演者:趣里 モデル:笠置シヅ子
- 弟子(付き人):小林小夜 演者:富田望生 モデル:???
主人公の福来スズ子にいきなり『弟子にしてくんちぇー』と元気よくアタックしていった小林小夜〈こばやしさよ〉物語ではここから二人の関係が始まっています。
福来スズ子について回り、初めは同情から弟子にしてもらいそれから付き人に代わっていきましたが本当に笠置シヅ子〈スズ子〉にそんな人物がいたのでしょうか?
過去の資料を調べても歴史上の事実にはそのような記録はなかったそうです。
つまり小林小夜は実在しない登場人物だったということになります。
笠置シズ子さんの歴史の事実に基づいてブギウギは作られています。
多くの出演者はモデルが存在してる資料がありますが小林小夜という人物の資料は存在しません。
あくまでブギウギは歴史の事実に基づいたフィクションなのです。
それに笠置シズ子さんは契約しているのは「松竹楽劇団」ですから弟子を持つのは難しい立場でありますよね。
実は美空ひばりさんが小林小夜さんでは?
という声もいくつかありました。
〈笠置シズ子さんの歌を美空ひばりさんがコピーして歌っていた事実があるようです。〉
しかしそれでは物語の結末が変わっていってしまうので違うのでしょう。
なぜ存在しない登場人物〈小林小夜〉が必要だったのか?
理由その1:実は以前NHKのドラマで笠置シズ子さんをテーマにした作品があったから。
『わが歌ブギウギ』という作品で1987年に放映されています。
このドラマの笠置シズ子役は順みつきさん〈宝塚出身〉、生駒芙美子役は藤吉久美子さんが演じました。
のちに『笠置シズ子物語』として舞台化もされました。
何とそこでも弟子のような付き人のような存在の生駒芙美子〈役名〉という登場人物が出てきているんです。
今回もそれに影響されているかもしれません。
理由その2:物語を構成するうえでどうしても必要だったから。
ブギウギは戦後の日本を描いてますが、どうしても敗戦しているので映像的にも暗く映ってしまうシーンが多々見受けられます。
SNSやXでも『暗い』とか『重苦しい』とかいう声も少なくはないのです。
しかし小林小夜が登場するシーンではどうでしょう、見事にその空気を払拭して明るい気持ちにさせてくれます。
賛否両論ですが構成のアクセントとして必要なのかもしれません。
そうゆう視点で見てみると小林小夜の人物としての重要性が見えてきます。
小林小夜の人物像とエピソードを調査!
小林小夜の人物像
福島県の漁師の家に生まれる。
12歳の頃に兄弟が多く貧しい暮らしのため奉公にでる。
そこで奉公先の主人の暴力に耐えられず、逃げる。
歌手になることを夢見て福来スズ子に出会う。
今のところ分かっている人物像は以上ですが以下にエピソードを踏まえながらどんな人物像なのか?
探っていきたいと思います。
●思い立ったら即実行!
福来スズ子にいきなり『弟子にしてくんちぇー』と土下座をしてしがみつくシーンは衝撃的でした。
そこからマシンガントークで
『あなたの歌を聴くとつらい気持ちがスーて楽になるんだ!』
『落ち込んでいても大丈夫だって思えるんだ!』
『楽しくなって飛び跳ねたくなって、なんでか涙が出るんだ!』
『私を弟子にしてくんちぇー』
考えるよりも先に口から言葉が出てしまうようですね。
方言
『弟子にしてくんちぇー』と開口一番福島弁が飛び出しました。
『飯にすっぺ』や『んだべー』など根っからの福島訛りがあり、素のままの人の様です。
おもしろい所
彼女は何かあってもコロコロっと気持ちが変わっていくところがあります。
ドカン!と感情が爆発してもまるで秋の空のように次には笑っています。
~親に捨てられ、奉公元から逃げ出してきた!~という状況でも明るいです。
何かあっても切り替えが早く次はこれ!ダメならこれ!ととらわれていません。
素敵な性格ですね。
決断力がある
一生懸命にスズ子の付き人をしてましたが、米兵のサムと『アメリカに行く!』
これにはビックリです。
凄い決断力ですね、この時代に身一つでアメリカに行って生活しようと思えるなんて!他には誰にもできない事ですね。
小林小夜はどんな人が演じてるの?
小林小夜役を演じているのは富田望生さんという女優です。
●富田望生さんのプロフィール
- 2000年2月25日生まれの現在24歳
- 身長は152センチ
- 出身地は小林小夜と同じく福島県、富田さんはいわき市
- 所属はジャパン、ミュージックエンターテイメントです。
この作品の出演が決まった時に富田さんは『キター!』と叫んだそうですよ。
作品にでる事をとても楽しみにしていたのです、彼女のひいお婆ちゃんは戦争の中で育っていて歌に支えられて生きてきたことをよく聞いていたそうです。
実は富田さんは生まれる前に父親を事故で亡くして母子家庭で育っています。
2011年の東日本大震災の被災者であり、その後に東京で暮らすようになりました。
富田望生さんの役作りは凄いと有名で役のために体形を変えるため15kg体重を増やしたり、逆に減らしたりとストイックに取り組んでいます。
女優の広瀬すずさんは富田さんの大親友の様で彼女の事をコメントしてます。
『望生ちゃんは天才だなって思います。』
富田望生さんはどんな物でも『やってみる』というハングリー精神を持っているようです。
テレビドラマ、舞台、ラジオパーソナリティー、歌、化粧品モデル、バラエティー、声優、イベント司会、ワイヤーアクションなど驚くほど色々なものに挑戦しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はブギウギにキャストされた小林小夜に歴史上のモデルは誰なのか?
そして小林小夜はどんな人物像なのか?
どんなエピソードがあるのか?
について書かせていただきました。
小林小夜というモデルは存在しないということが分かりました。
そして小林小夜という役の人物像は貧しい生活の中でもたくましく生きていく女性であり、自分の心に素直に生きるし、誰にも左右されない決断力と行動力が人一倍ある人でした。
そして小林小夜役でキャストされた富田望生さんについて調べてみましたが、彼女は小林小夜という役に負けないぐらい逆境で生まれ育ったエピソードがあり、どんなものにも臆せず挑戦する名バイプレイヤーだという事が分かりました。
ブギウギ終了までもう少し、この先どんな展開が待っているのでしょうか?
楽しみですね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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